ちょっと油断したスキに、蚊やダニに刺されてしまうのはよくありますよね。かゆみが我慢できなくて掻きむしってしまうと、いつまでたっても赤いままだったり跡が消えなかったりと、虫刺されは厄介なものです。
脱毛では、一般的に日焼け肌や炎症を起こしている肌の場合は施術をお断りされます。虫刺されもやっぱりだめ?虫刺され跡がたくさんあるけど脱毛できる?今回は、そんな疑問について解説します!
脱毛はできるけど虫刺されの状態によってはNGに
サロンでの脱毛は、特殊な波長の光を当てて熱エネルギーに変換し、毛根付近にある発毛組織に熱によるダメージを与えます。肌に少なからずダメージを与え、内部に熱がこもりやすい状態になるので炎症を起こしやすい状態です。
一方、虫刺されは刺した虫やその人の体質によって症状が大きく異なります。さっき刺されたけど全くの無症状、一見するとなんともないけどかゆい、赤みがある、引っ掻いてしまって血が滲んでいる…どのような状態だと脱毛はできるのでしょうか。
赤みもかゆみもないなら脱毛はOK
虫刺されを見つけても、短時間で赤みもかゆみもおさまってしまうケースもありますよね。予約時間までに症状が消えていれば、その部分も脱毛できます。ただし、刺された時に爪で引っ掻いてしまい、肌がカサカサしていると脱毛は黄色信号です。
肌がひどく乾燥していると、光を照射する時に肌ダメージが大きく、痛みも感じやすくなるという理由で脱毛を断られる場合があります。かゆくても、肌の表面に傷をつけないよう注意しましょう!
まだかゆみがある時は避けてもらおう
虫刺されに赤みはなくても、まだかゆみだけ残っている時もあります。この場合、サロンのスタッフに自己申告しない限り虫刺されには気づいてもらえないので、事実上は脱毛ができる事になります。
ただし、肌トラブルがない状態でも軽い炎症を起こし、かゆみが出てしまうのもあるので油断は禁物。虫刺され部分に照射すると、かゆみがさらにひどくなる場合も考えられます。
見た目は大丈夫であっても、不要な肌トラブルを引き起こさないためにも脱毛は避けたほうが無難です。虫刺されの部分だけ避けてもらえるサロンが多いので、照射前にスタッフに申告してくださいね。
炎症や傷になっていたら治るまではNG
赤みがあって腫れている、虫刺され跡が傷口になっているなど明らかに肌トラブルとわかる状態は、その部分の脱毛はお断りされます。傷になっていると治るまで時間がかかってしまうので、1回だけでなくその次の脱毛でも避けて照射される可能性が。
また、1カ所だけなら避けて照射で対応してもらえますが、虫刺されが複数あるとその部位全体(例えばヒザ下全部など)が脱毛不可と判断されるケースもあります。いずれも深刻な肌トラブルを避けるためなので、サロンスタッフの指示に従いましょう。
虫刺され跡が濃い黒ずみに…脱毛はできる?
虫に刺されたのはだいぶ前の話だけど、虫刺され跡の黒ずみがポツポツ…。かゆみでかきむしってしまうと炎症が長引き、肌も傷つけてしまう事から虫刺され跡が黒ずんで残りやすくなります。
多くのサロンで取り入れられている光脱毛は、毛に含まれる黒い色素に反応して発毛組織にダメージを与え、抑毛する仕組みです。そのため、黒く日焼けした肌や濃いシミは脱毛NGとしているサロンも。では、虫刺され跡の黒ずみはどのように対応されるのでしょうか。
黒ずみへの対応はサロンにより分かれる
虫刺され跡の黒ずみへの対応は、基本的にシミと同様に扱われます。それぞれのサロンごとに照射可能な濃さの基準が異なるので、心配な虫刺され跡はカウンセリング時に直接見せてみるのがおすすめです。
黒ずみ肌への脱毛にはデメリットがある場合も
黒い色素に反応させる脱毛方法の場合、光が毛の色素だけでなく虫刺され跡の色素にも反応してしまうので、他より痛みが感じやすくなります。また、光のエネルギーが分散してしまうので、脱毛効果が小さくなってしまうのもデメリットに。
色が濃いほどデメリットは大きくなってしまうので、色素に反応させる方法は不向きになると言えます。また、虫刺され跡が広範囲に点在している場合も、広範囲に避けられたり効果が弱まったりと、せっかくの脱毛もメリットが少なくなります。
少ない痛みで黒ずみへの照射OKなサロンがある!
実は、サロンでは黒い色素に反応させる以外の脱毛方法も存在します。SHR方式や蓄熱式と呼ばれ、じんわり温かみを感じる程度の熱で発毛組織にダメージを与える方法です。比較的新しい脱毛方法ですが、従来より痛みが少ないなどが好評で徐々に浸透してきています。
この方法を取り入れているサロンはまだ少数派ですが、ストラッシュやラココのような脱毛サロンは全国規模で店舗を展開。虫刺され跡が気になる肌でも、避けて照射されたり強い痛みを感じたりといったデメリットを克服して脱毛が始められます。
脱毛前に虫刺され発見!できる事はある?
明日脱毛の予約をしているのに虫に刺されてしまってかゆい!できれば早く赤みもかゆみもなくなって、その部分も避けられるのもなく脱毛したいですね。完全に症状が消えるかどうかはわかりませんが、ダメージを最小限に抑える事はできます。
とにかく傷をつけない事が大切
蚊やダニの場合、吸血時に付く傷は非常に小さく目に見えないのがほとんどです。ただし、かゆみがあると無意識に引っ掻いてしまうもの。できた傷に雑菌が入り込むと、化膿や炎症の原因となり、治るまで長引くだけでなく虫刺され跡がしっかり残ります。
しかも、虫刺されにピンポイントではなく、広範囲に引っ掻いてしまうのも多いですね。虫刺されを中心に肌に赤いプツプツができてしまうなど、それが原因で部位全体の脱毛が断られるのもあるので、とにかく掻かないよう注意しましょう。
肌を傷つけてしまう前に、かゆみを抑えるための対処を行うのが一番の対策となります。虫刺され用のかゆみ止めを使ったり、保冷剤を当てたりするとかゆみの軽減が期待できます。
虫刺され跡ができる原因とは?跡を残さないためにできる事
多少引っ掻いて血が滲んでしまっても、化膿せず傷が小さくなっていけば、さほど長い期間待たなくても虫刺され跡は消えていきます。肌の新陳代謝により、黒ずんだ古い肌細胞は剥がれて新しい肌細胞に入れ替わるからです。
ただし、ひどい炎症を起こしてしまうと、体がそれを修復する過程でどんどん黒い色素が生み出して濃い黒ずみとなってしまいます。色素が肌の深い部分にまで達してしまうと、本格的なシミとなりいつまでも黒ずみが残るケースになるので注意が必要です。
虫刺されに紫外線を浴びるのも黒ずみの原因に!
炎症を起こした虫刺されが紫外線を浴びると、黒い色素の生成が活発化して濃い黒ずみの原因となります。パッチタイプのかゆみ止めや絆創膏を貼ったり、袖や裾が長い服を着るなどして虫刺されを紫外線からガードするのがおすすめです。
また、日焼けそのものが脱毛できない条件となっているサロンも多くあります。特に春〜初秋にかけての紫外線が強い時期は、しっかり対策を行って脱毛にそなえましょう。
まとめ:症状が出ている虫刺されは脱毛NG!虫刺され跡は気にせず脱毛できるサロンもある
たかが虫刺されとはいえ、かゆみや赤みがあるのは肌トラブルが起きている状態です。その状態で照射してしまうと悪化の恐れがあるので、脱毛サロンでは避けて照射されます。
虫刺され跡の黒ずみは、黒い色素に反応させない脱毛方式なら痛みや効果の減少を気にしなくても大丈夫!気になる虫刺され跡がある人は、最初から蓄熱式やSHR方式の脱毛サロンに絞って検討しましょう。
虫刺されを悪化させないためには、引っ掻かずにかゆみを抑えて炎症を起こさないようにする事がベストな方法です。これから脱毛をしようと考えている人は、虫刺されの対処に十分気をつけてくださいね!
コメント