編集部のチャギです。今回は「介護脱毛」について書きます。
「介護脱毛」という言葉を耳にしたことはありますか?
介護脱毛とは、将来自分が介護される時に備えて脱毛をすることです。
脱毛は「若い女性だけが行うもの」と思われがちですが、最近では40歳以上の女性を中心に介護脱毛への注目が集まっています。
しかし、介護脱毛に対して興味はあるものの、
「本当に必要なの…?」
「メリットやデメリットは…?」
「どこまで脱毛するべき…?」
「注意点は?」
など、わからないことが多く不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
脱毛はなかなか周りの人に話しづらい話題でもあるので、相談できず1人で悩んでしまいがちですよね…。
この記事では、介護脱毛のメリット・デメリットをはじめ、注意点や介護脱毛におすすめの脱毛部位をご紹介します。
介護脱毛が気になっている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
ここでは、以下のような疑問に全てお答えします。
- 介護脱毛は本当に必要?
- 介護脱毛のメリット・デメリットは?
- 介護脱毛はどこまで行うべき?おすすめの部位は?
- 介護脱毛の注意点は?
介護脱毛は本当に必要?【エチケットとして必要】
介護脱毛は必ずしもやらなくてはいけないものではありませんが、「エチケット」として済ましておいた方がベターです。
高齢になり介護や身の回りの介助などが必要な状態になると、トイレやお風呂にもサポートが必要となります。
トイレの拭き取りや、お風呂で身体を洗ってもらう時に、ムダ毛を見られたら恥ずかしいですよね…。
また、ムダ毛が生えていると「排泄介助がしづらい」、「皮膚の状態が確認できない」など介護する側の負担になりかねません。
将来介護してもらう時の身だしなみとして、また介護してもらう人の負担も考慮して、介護脱毛をするのがおすすめです。
介護脱毛のメリット
介護脱毛の主なメリットは以下の4つです。
- 介護する人の負担を減らすことができる
- 介護を受ける時のストレスを軽減できる
- デリケートゾーンが清潔に保てる
- 肌トラブルの予防になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
介護する人の負担を減らすことができる
年を重ねるにつれ、「トイレに行けなくなってオムツを使用する」「トイレには行けるけど拭き取りが自分でできない」など、排泄介助が必要になる人もいます。
赤ちゃんと違って、大人の排泄介助は介護する側にとって大きな負担です。
しかし、介護脱毛でアンダーヘアのムダ毛がなくなれば、以下のとおり負担を軽減できます。
- アンダーヘアに排泄物が絡まらなくなるため、スムーズにオムツ交換ができる
- トイレで排泄した後の拭き取りも容易になる
介護される人にとってはスムーズに介助してもらえる分、相手に対する申し訳なさや、恥ずかしさが軽くなるメリットもあります。
介護を受ける時のストレスを軽減できる
排泄の際にデリケートゾーンを見られることは、介護を受ける人にとっても大きなストレスとなります。
トイレ後の拭き取りなどに時間がかかると、恥ずかしさも増してしまうので、できだけスピーディーに行ってもらいたいものですよね…。
しかし、介助脱毛でアンダーヘアのムダ毛がなくなれば、以下のとおりストレスを軽減できます。
- 排泄介助をスピーディーに行ってもらえる
- デリケートゾーンを見られる時間も少なくて済む
また、アンダーヘアの量が少なければ、汚れも拭き取りやすく、肌トラブルや感染症などを防げます。
デリケートゾーンが清潔に保てる
介護脱毛を行うと、デリケートゾーンを清潔に保つことができます。
アンダーヘアが残っていると下着の中がムレやすく、毛には排泄物が付着しやすいため、ニオイやかゆみなどを引き起こす可能性も。
ムダ毛がなくなると排泄物が毛に付着することもなくなるので、デリケートゾーンを清潔に保てます。
将来もし介護が必要になった場合、なるべく快適に過ごしたいと思う人にとって、介護脱毛は大きなメリットがあるといえます。
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肌トラブルの予防になる
オムツなどを着用していると、排泄物がアンダーヘアに絡まりやすいものです。
毛に付着した汚れはどうしても力を入れて拭く必要があり、それが原因で肌を痛める恐れがあります。
介護脱毛を行っていれば、アンダーヘアに排泄物が付着することがないので、結果的に肌トラブルの予防につながります。
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介護脱毛のデメリット
介護脱毛の主なデメリットは以下の4つです。
- 一度脱毛すると元に戻らない
- 施術は多少の恥ずかしさを感じる人も
- 照射に痛みを伴う
- 時間や費用がかかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一度脱毛すると元に戻らない
一度脱毛は完了すると、前と同じような状態に戻すことはできません。
脱毛部位で注意したいのが、デザイン性を求められるVIO(アンダーヘア)です。
介護されることを考えて全剃りしたものの、「温泉などでジロジロ見られて恥ずかしい…」という経験をする人もいるので、VIOの処理は慎重に行う必要があります。
「毛量を少なくする」「形を整える」程度であっても、何も手入れしていない状態に比べてだいぶ清潔感がでます。
「介護される時に備えて脱毛したのに失敗した…」と後悔しないためにも、しっかり考えてから脱毛しましょう。
施術は多少の恥ずかしさを感じる人も
「今さらムダ毛を見られるなんて恥ずかしい…」など、脱毛には不安が付きものですよね。
特に介護で重要となるデリケートゾーンの脱毛は、他の人に見られることに抵抗を感じるのも当然です。
しかし、サロンやクリニックのスタッフは毎日何人もの女性の施術を行っており、デリケートゾーンも見慣れています。
施術中は恥ずかしさを感じないように十分配慮してくれるので、安心してください。
また、理想の形作りも一から丁寧に相談にのってくれるので、とても頼りになる存在ですよ。
照射に痛みを伴う
VIOは他の部位と比べると皮膚が薄くデリケートな部位です。さらに、濃く太い毛が生えているので、施術時も反応しやすく、痛みを感じやすい傾向があります。
痛みには個人差があるものの、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じる人も。
しかし、回数を重ねていくと毛も薄くなり量も減るので、その分痛みも和らいできます。
サロンやクリニックによっては、照射パワーを調整できるので、痛みを我慢せずスタッフに相談しましょう。
時間や費用がかかる
脱毛は1回で完了するのではなく、長期間施術に通う必要があるので、多忙な人にとっては手間に感じるかもしれません。
また、サロンやクリニックに通うとなると、気になるのが脱毛料金ではないでしょうか。
しかし、定期的にお得なキャンペーンを実施しているサロンが多く、ワキなどの部分脱毛なら500円以下で脱毛を始められるチャンスもあります!
お得に脱毛したいなら、下記の記事もぜひ読んで参考にしてくださいね★
ミュゼプラチナムは本当に格安で脱毛できる?追加料金や勧誘があるのか実体験で確認!
介護脱毛は将来もし介護されることになった場合の備えです。
「介護なんてまだ先のこと」と思っている人も多いかもしれませんが、脱毛が完了するまで長期間かかるので、始める時期は早いに越したことはありません。
今は必要なくても、将来脱毛に通う時間や金銭的な余裕がなくなり、「あの時脱毛しておけばよかった…」と後悔する可能性もあります。
健康な今のうちに脱毛を始めた方が、将来安心ですね。
介護脱毛はどこまで行うべき?【おすすめの部位を紹介】
介護脱毛でおすすめの部位は、「VIO」と「ワキ」です。
ここからは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
VIO
介護脱毛で必ず行っておきたい部位は、排泄介助のときにネックになるアンダーヘア。
アンダーヘアとは、デリケートゾーン周辺に生えている毛全体を指す言葉ですが、生えている部位によって呼び名が違います。
- Vライン:ビキニラインの略称、へそ下から太ももの付け根あたりまでの逆三角形の部分
- Iライン:VラインとOラインの間に挟まれた陰部周辺の両サイド部分
- Oライン:粘膜以外の肛門周り
VIOとは上記3つの部位の総称です。
VIOの中でも特に重要なのが、排泄物が付着しやすい「Iライン」と「Oライン」です。
毛があると汚れが拭き取りにくいだけでなく、見逃して肌トラブルや感染症にもつながるリスクがあります。
「Vライン」は毛量が多く、ムレやニオイの原因ともなるので、全剃りしなくとも減毛をおすすめします。
ワキ
ワキのムダ毛も見られたら恥ずかしいですよね…。
両ワキも介護される時に備えて、脱毛を済ましておきたい部位の1つです。
ワキの毛は太く濃いので、自己処理をしてもしぶとく生えてきてしまいます。
また、ワキは洋服から露出しやすいので、お手入れ頻度が多く負担に感じる人も多いはず。
しかし、介護が必要な状態になると、ムダ毛の処理も自分ではできなくなる可能性が高いです。
自己処理や人から見られる頻度が多いワキは、今のうちに脱毛を始めてツルツルな肌を手に入れましょう。
また、ワキのムダ毛がなくなることでムレやニオイといった不快感からも解放されるメリットもありますよ。
全身脱毛もおすすめ
介護に備えて「VIO」や「両ワキ」の脱毛を考えているなら、「全身脱毛」を選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
部位脱毛に通っているうちに、他の部位のムダ毛も気になってくるものです。
ですが、サロンやクリニックによっては後から脱毛部位の追加をすると、トータルで全身脱毛よりも高額になってしまう可能性も。
将来に向けて「全身まるごとキレイな肌を目指したい」「自己処理の負担を減らしたい」と思っている人は、初めから全身脱毛を選ぶのがおすすめです。
介護脱毛の注意点
介護脱毛をする時の2つの注意点も確認しておきましょう。
- 介護脱毛は白髪になる前に行う
- VIOの形は施術前にしっかり決めておく
それぞれ詳しく見ていきましょう。
介護脱毛は白髪になる前に行う
介護脱毛で注意しなくてはならないのが「白髪」の脱毛です。
歳を取ると頭髪に白髪が増えてくるように、体毛にも白髪が生えるようになります。
クリニックで使用されるレーザー脱毛や、脱毛サロンで使用される光脱毛は、毛に含まれるメラニン(黒い色素)に反応して脱毛を行うため、メラニン色素のない白髪には反応しません。
白髪になってしまうと、通常のサロンやクリニックでの脱毛効果が出づらくなるので、白髪になる前にできるだけ早く脱毛を始めましょう。
個人差があるものの、早い人なら40代から体毛に白髪が出てくる人もいるので、脱毛を先延ばしにしている人は要注意です。
VIOの形は施術前にしっかり決めておく
一度脱毛を完了すると、元の形に戻すことができません。
介護脱毛をする前にはデリケートゾーンを「どこまで脱毛するか」、「どんな形にするか」をしっかり決めておくと迷わずスムーズに処理できます。
アンダーヘアの形には、「ナチュラル」「ミニトライアングル」「スクエア」「ハイジニーナ(全剃り)」などがあります。
それぞれ特徴を確認して、理想の形を決めましょう。
【ナチュラル】
横幅が広めで丸みがある自然な三角形。
自然な仕上がりで、アンダーヘアの処理が初めての人でも挑戦しやすい形。
いかにも整えたという印象にしたくない人におすすめです。
【ミニトライアングル】
「ナチュラル」よりも横幅・縦幅ともに小さめの三角形。
アンダーヘアの面積が狭くなるので、最低限毛を残したいけど、きれいに水着や下着を着こなしたい人にピッタリな形。
【スクエア】
四角く毛を残す形。幅によって印象が変わるので、毛の量を調整しやすいのが特徴。
【ハイジニーナ】
全剃りのことで、最近は毛を残さない人が増えているといわれています。
全剃りが選ばれる理由は衛生面にあり、デリケートゾーンのニオイ・ムレ・かゆみを防げるメリットが魅力です。
まとめ【介護脱毛は介護する側・介護される側のどちらもメリットが多い!】
介護脱毛のメリット・デメリットをはじめ、注意点や介護脱毛におすすめの脱毛部位をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
介護脱毛とは、将来自分が介護される時に備えて行う脱毛で、「介護する側」「介護される側」双方にとってメリットが多いです。
エチケットとしても、介護脱毛は必要だといえます。
「まだ先のこと」「後で考えればいいや」などと思われがちですが、誰しもいつ介護が必要になるか分かりません。
いざという時に焦らないために、また安心して将来を過ごすためにも、介護脱毛は早めに始めましょう!
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